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染め変えられた着物 [着物コーディネイト]

写真は錦紗(きんしゃ)ちりめんの着物。
細い繊細な糸で織られた絹です。
手触りはふわふわ、と極上のやわらかさ。
表面の光沢はあたかも、北国に降り積もった雪に
一縷の陽射しがあたったかのような、おごそかなきらめきです。

この着物は黒と赤の大胆な麻の葉模様で
かなりかっこよく潔い柄ですが
よーくみると、もともとは大輪の菊の柄だったとわかります。
染め変えられて、このような柄になっているのです。
はじめ薄い色だった着物を、それよりも濃い色に染め変えれば
同じ反物でもまったく別なように着られます。
せっかく、蚕が一生懸命口から吐き出し、糸をつむぎ、
織られ、染められ仕立てられた着物ですものね。
大切にたいせつに着るのがいいですね。

今ちまたで噂の「スローライフ」というのは
ユーザーの手元に届くまでの行程が
おっそろしく「スロー」=手間と時間がかかる のであって
けっして楽だけをして、暇にして得られるものではない ということが
このように、着物を通して伺えるようです。

手持ちのお着物で、単色で淡く染められた着物ですと
このように染め変えて着ることができますので
染色の専門のお店にご相談されてみては如何でしょう☆
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大正ロマン [着物コーディネイト]

「はいからさん」という漫画にでてきそうな
大正ロマン直球のコーディネイトです。
こちらの着物地は「お召し」といって
撚りの掛かった糸でどっしりとおられており
生地全体が鈍く光っています。
模様はちょうど瓶にタレがかかったようなので
通称「瓶ダレ」と呼んでいます。
幾何学模様の帯をあわせるとミルクバーの女給さんみたいにもなるし
写真のように花柄の帯をあわせるとお嬢様風です。
(帯の柄は牡丹です)
この着物を着て、当時好きだった人の絵を見にいくというぐらい
かつての私の勝負着物でした…(恥ずかしく、懐かしい)
それぐらい大好きな着物です。
何度も着たので裏地の紅絹(もみ)も破れてきてしまい
腕の付け根もダメージがあります。
けれど私の孫に「本物の」大正ロマンを見せるまで
この着物は大事にとっておきたいです☆

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柳並木に似合う大人コーデ [着物コーディネイト]

写真の着物はもともと夏のコートだったものを
着物に仕立て変えたものです。
なのでうんと小さい。
身長154センチの私でもお端折りはでないかも…。
夏の着物は絽と言って糸目を抜いて布を軽く涼しくしているものがあります。
これは縦絽といって、縦に糸目が抜かれており
糸を抜いたところが大胆な縞模様になっています。
その間から白い襦袢がかなり透けて、涼しげです。
その上に源氏香の紋様が絞りでさりげなくちりばめられています。
襦袢の模様に凝るのも面白いですが、これくらい大胆な縞なので
あえてその下の襦袢はシンプルなほうが着物が引き立つかもしれません。
帯はこれまた博多の紗献上(ああ、また博多が…)。
帯揚げは古布でバショウ模様です。
三分紐にあう帯留めをもっていないので、三分紐を帯締めのように使っています。

昆虫の羽のように薄く儚い夏物は
着ると驚くほど軽い。
真夏の夜の夢、といったところでしょうか。

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鴨川沿いを歩きたい [着物コーディネイト]

くずし麻の葉もようの夏きもの。
素材はずばり麻です。
しゃきっとした生地感のわりに
全体がふんわりした印象なのは
白と薄紫の市松模様が地に染められているから。
そして帯はあっさりと無地の博多帯(でた!まただよ〜)
を合わせました。
帯締めのピンクオレンジがめりはりを与えていますね。


夏着物は意外と涼しいと以前に書いた気がしますが
それを主人に話したらすんなりわかってもらえました。
なぜなら自然界の動物(鳥をイメージすると解りやすいかも)は
殆どの動物が冬毛と夏毛が生え変わります。
つまりたった2種類の毛で自然界の中をしのいでいるということ。
「きっとその2種類の体毛は優れた体温調整術を持ってるんでしょう?」と。
こちらの着物は麻(植物)ですが、絹で出来た夏着物だってあります。
絹も蚕からできた糸だから
体温調整の隠れた技がきっとあるのでしょうね。


というわけで、夏に着物を着るならぜったい
天然繊維のものを着て下さい〜!
できれば肌襦袢や浴衣下などの下着も100%天然素材にして頂けたら…。
そして日傘をさせば(この日傘もやはりマストハブです)
印象派の絵にでてきそうな着物姿の完成です。


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白熱灯となら相性抜群の1枚 [着物コーディネイト]

こちらもアンティーク着物を買い始めて
3枚目くらいに買ったものだと思います。
写真では伝わらないけれど本当はもっと赤みがかった紫です。
白熱灯のもとだとさらに紅色が強くなります。
蛍光灯っていかにもしらじらしていて
ものを美しく見せないな、ということに
この着物は気づかせてくれました。
そしてこの着物の裏地は真っ赤なまっかな赤絹(もみ)。
紫と赤のコントラストが衝撃的になまめかしいです。

さて、着物の柄は白く牡丹が絞りとられておりまして
帯も同様に牡丹模様。
この着物を買ったころはまだまだビギナーで
同系色コーデを好んでいたので着物と帯が同じ柄でも
さほど気にしませんでしたが
今ならまったく違う帯を合わせると思います。
(もちろん牡丹ずくしと言い切ることもできますけれども)
たとえば、白い博多織をあわせて半玉さんみたいにしたり
小鳥模様の帯を合わせて、様々な鳥がとびかう
春まっただ中の野を表現してみたり。

着物は全身に四季の移ろいと自然をうつすところが好きです。
それをまとった人間も、自然の中にとけこんでしまえるかな?
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コーディネイトのコツ [着物コーディネイト]

着物は衣服なので「こう着なければならない」という「法律」はありません。
けれどある程度の「ドレスコード」は、存在する。
そして洋服よりも目立つ分
TPOによっては気を使うべき場合も、ありますね。
しかし個人的にお買い物やお食事にいくときは自由に着ていいと思います。
とはいえ、まったく着物を着慣れないうちは
何をどうあわせてよいものか思案しますね。
さらっと着物を自分らしく着るコツのようなものを
考えてみたので参考にしてみて下さい☆

1、ヘアメイクはいつもよりきっちりと
2、着物と帯は対照的なもの(柄、素材、色)を選ぶ
3、幾何学模様、抽象柄を積極的に取り入れる
4、たとえ誰かのお下がりの着物でも
  自分が絶対好き!というものを(小物や帯などで)1点は入れてみる


1について。実は着物姿を美しく見せるのは髪型と
着付けの美しさのような気がします。
着付けにまだ慣れていない方は
ヘアメイクをがんばってみるといいかもしれません。
ヘアはいたずらに髪の毛をたらしたりせず、きっちりすべてまとめあげるのが
やはり一番美しいと思います。
最近は夜会巻き様のUピンなどが売っているので
簡単に素敵なヘアスタイルができます。
メイクは手抜きしませんが、引き算メイクでいつもよりアイシャドウの色を
柔らかくしたり、チークの色を抑えめにしてはいかがでしょう。
しかし、アイラインは目元に深く、ちょっと太めに入れると
着物に似合う、麗しい目に仕上がりますので是非お試しあれ。

2について。よく言われることですが着物が染めのものなら
帯は織りのもの(博多帯、つづれ、紬、刺繍)のものを。
着物が紬、麻などなら帯は染めで柄を出しているもの(塩瀬、更紗など)を選ぶ。
これはなんでかというと着物と帯ともちろんそれぞれのテイストがあり
あまりにも似たものだとお互いの雰囲気を生かせないからです。
基本ですがあなどれない法則です。


3について。ここでいう幾何学模様というのは
 縞(ストライプ)、横縞(ボーダー)、ドット、格子、さや型模様、などです。
 このような帯の柄を取り入れると、現代の街なみにも違和感なくとけ込み
 なぜか着慣れた感じがでます。
 というわけで、私のコーディネイトには博多帯が多出するのでありますが…。


4について。やっぱり着物も洋服と同様に「好きなものを着る」のが一番。
 とにかく自分の好みを追究すると、着こなし上手への近道な気がしますが
 なにぶん高額なため、お母さんや知り合いの方から
 頂いた着物を着る機会も多いと思います。
 そんなときも、帯揚げの色や帯締めを自分の好みのものにするだけで
 なぜだかぐんと自分らしいコーディネイトになるのです!


などなど色々書いてみましたが是非参考にしてみてください☆
 

秋の夜長にクラシックを聞きに [着物コーディネイト]

コーディネイトの参考までに
手持ちの着物の写真をUPします。

まずこちらはちりめんの単衣着物(時代 : 大正〜昭和初期)。
縦矢の中に萩やすすきなどの秋草が描かれています。
単衣なので6月と9月に着られますが
なんとなくやっぱり秋に着たい柄ゆきですね。

私が初めて買ったアンティーク着物です。
帯も同じ時代のもので、繻子のしゃれ袋帯。
着物が写実的なので帯は少し抽象的なものにしました。
帯揚げは、きりっとしたターコイズブルーでアクセントをつけて。

このちりめんの着物はまるで蝉の羽のように薄く
破れそうなくらい繊細です。
あまりにも繊細なので、「いつの日か孫に見せる」ことを目標に保存しているのです。
アンティークの着物はこんにちの着物と比べ物にならないくらい軽やか。
現代の着物とでは、絹糸の太さが全然違うのです。
特にこんな、たもとの長い軽い単衣をまとうと
かすかな風が身八ぐちと襟足からすっと抜けていき
えもいえぬ涼しさを感じます。
「夏に着物を着て暑くないですか?」とよく聞かれますが
実は、天然素材の着物はけっこう涼しいんですよ!

こんなリュクスなお出かけ着で
秋の夜にクラシックコンサートを聞きに行く、なんてのはいかがでしょう。

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